現代ジャズ・シーンで縦横無尽の活躍を見せている、アメリカ西海岸から登場した鍵盤の貴公子キャメロン・グレイブス。待望のセカンド・アルバムも、しっかり期待に応えてくれました。サンダーキャットらが参加した前作でも炸裂していたテクニカル要素がさらに追求され、パンテラ、スリップノット、メシュガーといったバンドからの影響を反映させた〈スラッシュ・ジャズ〉へと昇華……これはメタル好きも聴き逃せません。変則リズムが畳みかける中でもしっかりと楽器の美しいサウンドが光ります。盟友カマシ・ワシントンがゲスト参加した二曲が作品をまた一つ上の次元へと引き上げています。
キャメロン・グレイブス(Cameron Graves)『Seven』メタルとジャズの融合体をカマシ・ワシントンがさらに格上げ
ジャンル
ジャズ