トロント発のインスト・バンドが5年ぶりの新作で帰還。前作『IV』以降はダニエル・シーザーやサンダーキャット、リトル・シムズ、スヌープ・ドッグらの作品で存在感を発揮していた彼らだが、そういった幅広い〈声〉たちとの楽曲構築では一定の成果を見たのか、ここではコラボ相手をプレイヤー陣に絞り、即興のもたらすパッションによって化学反応を手繰り寄せている。フローティング・ポインツ参加の“Signal From The Noise”でサイケに幕を開け、ララージのツィターを配した“Unfolding(Momentum73)”、ブランディー・ヤンガーとテラス・マーティンを迎えたマッシヴな“Talk Meaning”に至るまで刺激的なシーンの連続。要所で立体化してくるアルトゥール・ヴェロカイのストリングスもドラマティックで麗しい
バッドバッドノッドグッド(BADBADNOTGOOD)『Talk Memory』フローティング・ポインツやララージらとの即興演奏で手繰り寄せた化学反応
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ジャズ