ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(Wilhelm Furtwängler)指揮『ベートーヴェン:交響曲第5番』“運命”の極めつくされた名演がリマスターLP化

2021.11.09

全音楽ファンにお勧めの世界遺産級LP! 大指揮者フルトヴェングラーの正規録音が最新リマスターによりCD55枚組に集成されたが、そのリマスター音源を使って1954年モノラル録音の“運命”がLP化された。冒頭のハ短調の運命動機が有機的な発展を見せつつ多様な人間感情を描き、遂にはハ長調の壮麗なフィナーレに至るこの楽曲は、フルトヴェングラーの音楽観、芸術観に決定的な影響を与えただけに、その表現は極めつくされたものとなっている。リマスター+LP化により解像度と重低音の迫力が共に増し、悲しみの中に喜びがあり、絶望の中から勝利が生まれる、といった作品・演奏の機微が見事に再現されている。