人気占い師〈ラブちゃん〉ことLove Me Doさんが、陰陽五行論に基づいた今月のおすすめMUSICをご紹介します。
PROFILE:Love Me Do
占い師、風水師、占星術師。「当たり過ぎる占い師」として話題。「ツイてる人ほど変化してる-幸せを呼び込む小さな魔法のルーティン-」(ヨシモトブックス)、「絶望したあなたが幸せになる方法」(日本文芸社 )など好評発売中!
Twitter▶@lovemedo_uranai
今月は庚子(かのえのね) 辛くて苦しくても楽しい未来のために今が頑張り時!
2021年12月の干支は〈庚子(かのえのね)〉。陰陽五行論でいうと、庚(かのえ)は陽の金、子(ね)は水。金は攻撃性を表すので〈戦う気持ち〉を持ちます。金は鉄や岩や石、火を入れて研磨加工される前の石を表しますが、2022年1月の辛(かのと)が宝石なので、宝石になるための原石というイメージです。激しく傷つき、辛さや苦しみを伴うけどいつか宝石のように輝くために、楽しい未来のために……そのように捉えられます。
陽の金の庚(かのえ)を月と見た場合、暗い夜空=子(ね)に月があるという情景になります。また、子(ね)は色で表すと黒。水からは悩みや苦悩が表され、暗く冷たい場所で孤独にひとりで戦うという意味もありますが、〈楽しい未来のために苦悩が必要な運気〉が流れていると前向きに考えてください。
力強く出航! 自分を鍛え上げる月間でもあります!
庚(かのえ)に子(ね)の水があることで、船で旅立つことや、岩が川の水で削られていくイメージができます。航海、強く生きるをテーマにした楽曲もおすすめ。
今月のオススメ楽曲!
King Gnu “BOY”
2021年12月1日リリース、フジテレビ〈ノイタミナ〉TVアニメ「王様ランキング」のオープニングテーマ。戦いに向かう主人公を描いた楽曲は、「王様ランキング」のために書き下ろされたそう。〈汚れた靴と足跡は 確かに未来へと〉の歌詞が、その先の明るい未来を表していて、苦しさや辛さがないと輝ける未来はやって来ないという、庚子(かのえのね)が持つテーマにぴったりな作品だと思います。
yama “Oz.”
2021年11月24日にリリースされたyamaさんのメジャーセカンドシングルは、フジテレビ〈ノイタミナ〉TVアニメ「王様ランキング」のエンディングテーマ。庚子(かのえのね)の子(ね)は陰陽五行論でいうと夜と水を表しますが、水を〈涙〉と捉えることもできるので、夜、涙という言葉が出てくる“Oz.”の世界観は庚子(かのえのね)に合っています。〈ひとりぼっちにはさせないでよ〉〈孤独なボクを夜が待つ〉〈流してきた涙は結局まだ誰にも言えない〉などの歌詞が、アニメと楽曲の両方の主人公が孤独さと戦っていることが伝わります。
Chima “ありふれたいつか”
TVアニメ「月とライカと吸血姫」のエンディングテーマ“ありふれたいつか”は、2021年10月27日に発売されたミニアルバム『nest』に収録されています。「月とライカと吸血姫」は、人類初の宇宙旅行に向けて吸血鬼を実験動物として打ち上げることから始まる物語。庚(かのえ)のイメージの月や、子(ね)の夜空といった歌詞や吸血種族の孤独さを感じさせる楽曲ですが、宇宙に行く吸血鬼(17歳の少女)はとある理由から月へ行く強い気持ちを持っています。楽曲で描かれるのは孤独や辛さだけではなく、〈未来がそっと今日より優しくなる君と生きてたいな〉の歌詞から希望も感じ取ることができます。
ハルカミライ “光インザファミリー”
2021年9月22日にリリースされたハルカミライのシングル。見えない何かともがき戦っている主人公の様子が感じ取ることができ、その様子を、力強いメロディーに乗せて表現されています。“光インザファミリー”を聴いた時、今はくすぶっているけど、現状を打破していつか〈光〉を見つけると歌われている楽曲のように感じました。最後の歌詞〈始まりが始まりそうだ〉から未来を感じます。もがき戦っている様子、楽曲の力強さが庚子(かのえのね)のイメージにピッタリ重なり選曲しました。