1965年から1998年に亘るミュージック・ライフ誌によるインタヴュー集である。正直言ってかの大物ミュージッシャンが極東のあまり影響力もない雑誌のインタヴューにまともに答えてくれるとは思っていなかった。だけど途中からぐいぐい引き込まれていった。彼らは真摯に答えていて、それがまた面白いのだ。いい加減ビジネスロックンロールやっているのかと思ったら、老いてなお真面目に相対しているのだ。この本は全ストーンズファンに読んでほしいし、あまりストーンズに興味がない人にも読んで欲しい一冊だ。〈It’s Only Rock ’n Roll, But I Like It!!〉