フランスを中心に欧州で絶大な人気を誇り世界へと羽ばたいたシルキーな歌声のステイシーの日本での人気は数重なる来日が証明した。時々歌うボッサ系作品での仏語やポルトガル語がライトボッサな感覚を刺激し、ジャズファンからさらに人気を拡げた。日系二世の父と日本人の母という、日本の血の濃い西海岸の俊英ピアニスト、アート・ヒラハラとの共演作は、夫君ジム・トムリンソンのプロデュース。ピアノとのデュオ作品でヴォーカリストとして実力を発揮。ノーベル文学賞のカズオ・イシグロのリクエストのポール・サイモン作品やトムリンソン=イシグロのコンビによるオリジナル“Tango in Macao”など注目曲満載だ。