三輪二郎のベストアルバム『Essentials of MIWA JIRO』がLPで2022年7月20日(水)にリリースされる。

あだち麗三郎、轟渚、吉田悠樹とのバンド〈三輪二郎といまから山のぼり〉として『おはよう おやすみ』で2008年にデビューしたシンガーソングライターの三輪二郎。豊田道倫がプロデュースした弾き語りアルバム『レモンサワー』(2010年)、沢田穣治がプロデュースした『III』(2014年)、伊賀航と北山ゆう子とのトリオ編成による『しあわせの港』(2019年)と、これまでに4作のアルバムをリリースしてきた。また、ギタリストとしての評価も高く、盟友・前野健太をはじめ川本真琴、大森靖子など、数々のアーティストのレコーディングやライブに客演している。

そんな三輪二郎が、活動開始から21年を経たいま、初のベストアルバム『Essentials of MIWA JIRO』を発表する。

『Essentials of MIWA JIRO』には、スマッシュヒットナンバー“おもいで”(2019年)、大森靖子とのデュエット“ダブル・ファンタジー”(2014年)、川本真琴が参加した“家出っ娘”(2010年)などの名曲から、配信オンリーでリリースされた“ひなたぼっこ”(2018年)、“すけろくさん”の7インチシングルバージョン(2014年)までが収められている。さらに、初期の名曲“出不精のバラッド”の2022年の新録版を加えた、全11曲が収録される。

なお、本作のジャケットは、気鋭の若手画家〈〉が描き下ろした。

三輪二郎は〈とてもステキな品物だと思います。ぜひ〉とコメントを発表した。さらに、大森靖子、折坂悠太、髙城晶平(cero)、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)から本作に次のコメントが届いている。

ダブルファンタジーが収録され嬉しいです。
人の数だけファンタジーがあるものね、三輪さんは妖精さんのようだけれど。
それが交差したり片足つっこんだり、ただ眺めたり、わかちあえなかったり、擦ったり馴染んだり、その瞬間の表現を、一緒に歌えたこと、とても楽しかったです。
また一緒に歌ってください♡[超歌手 大森靖子]

春という季節だけは、「ニュアンス」でできている。
三輪さんから電話がきて、その日から暖かくなった。
三輪さん、春みたい。そろそろですね。
[折坂悠太]

思い出話になっちゃうけど、初めて三輪二郎と会ったのがどこかの河川敷でのBBQパーティーみたいなやつで、お互いライブもやったんですよ。それでceroの出番の時、風が強くて、正直ライブどころじゃなかったんだけど、三輪ちゃんがスッと、風上に立って、さり気なく風を遮ろうとしてくれたんだよね。すごい優しいし、カッコつけてるし、実際カッコいい人だなと思った。
今、自分を取り囲んでいる仕事やら子育てやら社会状況やらが一段落したら、どこかのライブハウスで酒を片手に三輪二郎の歌で涙したい。それで隣りにいる人と「沁みるな…」とか言い合いたい。そんなふうに、今後の人生にも三輪二郎がどこかにいてくれないと困る。そう思ってる人は、俺以外にもたくさんいるはず。そういう未来のために、俺はいつでも風上に立つ準備ができてるぜ!!
[髙城晶平(cero)]

三輪さんの音楽からは街や人や生活の匂いが漂ってきて、その匂いにドキドキしながら安心します。心の奥底に隠していた寂しさが見透かされたように湧き上がるけれど、その寂しさを丸っと抱き締めてくれるような温かみがある、そんなところがたまらなく好きです。ベスト盤の発売、ひとりのファンとしてとっても嬉しいです。
[後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)]

また、本作のトレーラーが公開された。

珠玉の名曲ばかりが詰め込まれた『Essentials of MIWA JIRO』。トラックリストを見ているだけでもぐっとくる、ぜひ手に入れたい一枚だ。

 


RELEASE INFORMATION

三輪二郎 『Essentials of MIWA JIRO』 MY BEST!(2022)

リリース日:2022年7月20日(水)
品番:MYRD149
仕様:LP
価格:4,015円(税込)

TRACKLIST
Side-A
1. おもいで
2. 野毛の唄
3. バージンギター
4. ダブル・ファンタジー
5. ひなたぼっこ
6. すけろくさ ん German Suplex Mix

Side-B
1. 休日の朝
2. 家出っ娘
3. ソルティードッグ・ブルース
4. シーサイド・ライン
5. 出不精のバラッド

■演奏
三輪二郎:ボーカル、ギター[ALL]
吉田悠樹:二胡[A2, B1]
轟渚:ベース[A2, B1]
あだち麗三郎:ドラムス[A2, B1]
川本真琴:コーラス[B2]
沢田穣治:ベース[A6, B3, 4]、コントラバス[A4]
マルコス・フェルナンデス:ドラムス[A6, B3, 4]
向島ゆり子:バイオリン [A4, B3, 4]、アコーディオン[A6]
大熊ワタル:クラリネット [A4, 6, B3]
大森靖子:ボーカル[A4]
伊賀航:ベース[A1, 3]
北山ゆう子:ドラムス[A1, 3]

■エンジニア
かわばたてるゆき:録音[A4, B1]
宇波拓:録音、トラック・ダウン[B2]
中村宗一郎:録音 [A1, 3-6, B3, 4] 、トラック・ダウン[A1-6, B1-4]
佐京泰之:録音、トラック・ダウン[B5]

プロデュース:三輪二郎
編集・マスタリング:ジョージ・モリ
画:風
デザイン:ダダオ

 


PROFILE: 三輪二郎
2008年、あだち麗三郎、轟渚、吉田悠樹とのバンド〈三輪二郎といまから山のぼり〉として『おはよう おやすみ』でデビュー。2010年に弾き語りアルバム『レモンサワー』、2014年に沢田穣治のプロデュースで『III』、2019年に伊賀航と北山ゆう子とのトリオ編成で『しあわせの港』を発表。ギタリストとしての評価も高く、盟友・前 野健太をはじめ川本真琴、大森靖子などのレコーディングやライブに客演。