ケンドリック・ラマー（Kendrick Lamar）がマーヴィン・ゲイを引用した新曲“The Heart Part 5”をリリース、ディープフェイクを使ったMVも発表

ケンドリック・ラマーがニューシングル“The Heart Part 5”をリリースした。

先日、2022年5月13日（金）にリリースされることがアナウンスされたケンドリック・ラマーのニューアルバム『Mr. Morale & The Big Steppers』。5年ぶりのアルバムにして、2枚組の大作になるのではと噂されている。

今回リリースされた“The Heart Part 5”は、同作からのシングルであると見られている。また、ケンドリック・ラマーが2010年からリリースしている楽曲“The Heart”のシリーズの新曲だと考えられている。

“The Heart Part 5”では、全編にわたってマーヴィン・ゲイの名曲“I Want You”（76年）が引用、サンプリングされている。プロデューサーはビーチ・ノイズ（Beach Noise）で、作曲にはケンドリック・ラマー自身のほかに、ビーチ・ノイズのマッツ・シェーファー（Matt Schaeffer）とジョニー・コーシッチ（Johnny Kosich）とジェイク・コーシッチ（Jake Kosich）、そして“I Want You”の作曲者であるアーサー・ロス（Arthur Ross）とリオン・ウェア（Leon Ware）がクレジットされている。

また、新曲のリリースに併せて、ミュージックビデオが発表された。

〈I am. All of us. - oklama〉というテロップとともに始まるこのMVは、ケンドリック・ラマーのビジネスパートナーで会社〈pgLang〉を共同で立ち上げたデイヴ・フリー（Dave Free）とケンドリック・ラマー自身が監督している。

MVではケンドリック・ラマーラップする姿が映されているが、その顔がディープフェイクによって次々に別の者のそれへと変化していく。ディープフェイクで模されているのは、OJ・シンプソン（OJ Simpson）、カニエ・ウェスト（Kanye West）、ジャシー・スモレット（Jussie Smollett）、ウィル・スミス（Will Smith）、コービー・ブライアント（Kobe Bryant）、二プシー・ハッスル（Nipsey Hussle）だ。