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ケンドリック・ラマーが現地時間2月9日(日本時間2月10日)に米ニューオーリンズのシーザーズ・スーパードームで開催された第59回NFLスーパーボウルの〈Apple Music Super Bowl LIX Halftime Show〉にヘッドライナーとして出演。同公演の動画がNFLのYouTubeとApple Musicで公開された。
第67回グラミー賞では、主要部門の年間最優秀レコード賞と年間最優秀楽曲賞を含む今年最多の5冠に輝いたケンドリック・ラマー。授賞式からちょうど1週間後、世界的に注目されるアメリカ最大級のスポーツイベントのハーフタイムショーで約13分間のパフォーマンスを披露した。
ハーフタイムショーは、アンクル・サムのような衣装を纏い、司会を務めるスペシャルゲストの俳優サミュエル・L・ジャクソンの掛け声を合図にスタート。薄暗く照らされたフィールドから、ニューアルバム『GNX』のジャケット写真にも登場しているゼネラル・モーターズの高級車GNXが現れ、主役のケンドリックはその車の上から登場した。
ケンドリックは、まず未発表曲“Bodies”をラップし、続けて“squabble up”“HUMBLE.”“DNA.”など、新作の収録曲とピューリッツァー賞受賞作『DAMN.』からの楽曲を中心に披露。ドレイクとのビーフで発表した“euphoria”を含め、意外にもグレイテストヒッツ的なセットリストではなく、初期の作品からの選曲はなかった。その後、スペシャルゲストのSZAが登場、“luther”“All The Stars”を2人で歌った。
今回、もっともパフォーマンスが期待されていたであろう“Not Like Us”は、ショーの最中に何度も曲のビートが挿入され、聴衆を焦らすかのように予告され、ついに10曲目で披露された。ビーフの相手ドレイクのネームドロップもし、流行した〈A-minor〉の部分やコーラス(サビ)などではシンガロングと大歓声が巻き起こった。ラストは、“Not Like Us”や『GNX』のプロデューサーであるマスタードとともに“tv off”を披露。こちらも流行した〈Mustard!〉などで会場は大いに沸き、怒涛のライブは終了した。
セットリストは下記のとおり。
1. Bodies
2. squabble up
3. HUMBLE.
4. DNA.
5. euphoria
6. man at the garden
7. peekaboo
8. luther
9. All The Stars
10. Not Like Us
11. tv off
事前の記者会見でケンドリックは、「ストーリー性」「考えさせられるパフォーマンス」を予告していた。赤と白の衣装を身に纏ったダンサー陣に囲まれ、アメリカ国旗の色を想起させる青色のレターマンジャケットを着たケンドリックのライブは、過去にも表現したギャングのブラッズとクリップスの融和などに限らず、混沌とした米国の現在を映していた。動画でパフォーマンスを改めて見直して、深く考察したいところだ。
RELEASE INFORMATION
リリース日:2024年11月22日(金)
TRACKLIST
1. wacced out murals
2. squabble up
3. luther (with sza)
4. man at the garden
5. hey now (feat. dody6)
6. reincarnated
7. tv off (feat. lefty gunplay)
8. dodger blue (feat. wallie the sensei, siete7x, roddy ricch)
9. peekaboo (feat. azchike)
10. heart pt. 6
11. gnx (feat. hitta j3, youngthreat, peysoh)
12. gloria (with sza)
■アーティスト情報
日本公式HP:https://www.universal-music.co.jp/kendrick-lamar/
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