約4年ぶりに届いた5枚目のアルバム。これまで通りのエモーショナルなヴォーカルを中心に据え、フォーキーでインドア・ポップス的なスタイルを保ちつつ、ジャズやカントリーなどルーツ・ミュージックに向き合ったアメリカーナ作品と言っていい。往年のA&M諸作にも通じるオールドタイミーなストリングスも魅力的だが、ラナ・デル・レイの近作にも関わるドリュー・エリクソンがアレンジを手掛けたとのことで納得。