約2年ぶりとなる通算4作目はこれまでと同じくコーラルのジェイムズ・スケリーとリッチ・ターベイがプロデュース。シンセを効果的に使用し、ダイナミックで派手めなサウンドが印象的だった前作に対し、今回はアコースティック楽器の演奏を中心としたフォーキーな仕上がりで、どことなくイギリスの田園風景を連想させる郷愁感がある。英国ロックの大先輩、キンクスの名作群を彷彿とさせる好盤だ。