ポスト・クラシカルの代表的なミュージシャン、ニルス・フラームの最新作。クラシック、現代音楽、エレクトロと多彩な音楽を融合した世界を送り続ける彼だが、「葉が揺れ、枝が動くのを見るのが好きな人もいる。この作品はそうした人たちのためのものだ」という彼の言葉通りアンビエント色の強い内容となっている。本作は、ドイツのベルリンのスタジオで2020年から2022年にかけて収録されたもので、アルバム3枚組に及ぼ圧倒的なボリュームとなっている。“The Dog With 1000 Faces”“Lemon Day”など瞑想的で美しい曲が多い作品。