同じくルー・ビーチがジャケを手掛けた前作『#KingButch』の延長線上にある新作。もともとMC/マルチ・インストゥルメンタリストのテニシューが自身のヒップホップ・アルバムとして作っていたそうで、そんな成り立ちゆえかいつも以上にラップが立った構成をタイトな演奏がクールに支えている。レジェンドへの敬愛がラップのコピーぶりからも滲むビギーのカヴァー“Unbelievable”(R氏のパートも再現)はもちろん最高だ。