PaperBagLunchbox中野陽介をフロントに据えた5人組の初フル作。ジャズソウルファンクの素養も覗かせるしなやかな演奏には、Ovall周辺が醸し出すネオ・ソウル的な雰囲気にも通じる心地良さがあり、中野の浮遊感ある歌声とも相性抜群だ。なかでもタイトルからして名曲の予感しかしない“フラニーの像意”は、後期フィッシュマンズのように気怠く気高いトリップ感にトバされること必至の極上ダブ・ポップ!