数多くのコンサートで輝かしい実績を残し、日本、そして世界を代表するピアニストとして活躍を遂げている藤田真央。彼の演奏に魅了され続ける聴衆は後を絶たない。本書の著者である音楽ジャーナリスト伊藤よし子もその一人だ。その想いはプロローグの言葉からも熱い想いが深く伝わってきてならない。対面を始めとした長時間に及ぶインタビューを通して、私達が知りえなかった藤田真央の素顔を知る事となる。又、ご本人のインタビューに加え、指揮者山田和樹を始めとした共演者からのエール文も感慨深い。エピローグで書かれているように、本書を読み藤田真央のコンサート、録音を聴いて観たいと、胸に抱く人々がいることであろう。
伊熊よし子「モーツァルトは生きるちから 藤田真央の世界」本人取材や共演者らの言葉をもとに世界的ピアニストの素顔に迫る
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