アフロ・スウィングを牽引し……というか、いまやアフロビーツ系を基盤とするUKラップ界隈のトップを張るひとりとなったJハス。全英チャートNo.1を奪取した2作目『Big Conspiracy』(2020年)からおよそ3年ぶりとなるこのサード・アルバムも連続で全英1位を記録済み。そのヒットの原動力となったドレイクとの“Who Told You”を筆頭に、しなやかでリズミックなビートと主役のスムースでパーカッシヴなフロウの相性は全編でいよいよ極まっている。ナイラ・マーリー、ジョルジャ・スミス、バーナ・ボーイ、ポップカーンらを配し、金太郎飴な部分も押し切れるのは勢いの証明だろう。延々と聴ける。
Jハス (J Hus)『Beautiful And Brutal Yard』ドレイク、ジョルジャ・スミスらを配して勢いに乗る全英1位に輝いた3枚目
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