この春の日比谷野音ライヴも早々にDVD化するなどコロナ禍以前のペースが戻ってきたt-Aceの14作目。レゲトンを中心に据えて〈エロ神クズお〉キャラ全開かと思いきや、もはやそれに飽き飽きした姿も色濃い内容に、〈クズ〉ならぬ人の子たるありのままが。“なんもないな”はそれでも〈まいっか〉とギリ笑って踏みとどまる様が楽しくも泣ける(?)。