昨今のシティポップ・ブームの中、再評価が高まるアーティストの一人が惣領智子。現在は沖縄で瞑想指導家としての活動がメインになっているが、70年代にシンガーとして惣領康則率いるブラウンライスに参加(結婚して惣領姓に、その後離婚)し米国で活動、解散後は日本でソロ活動を経て、女性ヴォーカル・デュオであるティナ結成など、80年代頃までその持ち味である清涼感あふれるヴォーカルを生かした数々のアルバムを残している。本作は音楽ライター、金澤寿和氏が企画、監修、選曲、解説を手掛け、その魅力を凝縮したライトメロウなコンピレーション。爽快なポップ・サウンドが時代を超えて弾ける。