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潜入〈タワレコメン〉会議! 2014年10月度・洋楽編―全ノミネート作品を観て聴いてチェック!!

ネットで話題の3人組やUK発の爆音ロック・デュオなど、注目アーティストのオススメ盤を紹介

潜入〈タワレコメン〉会議! 2014年10月度・洋楽編―全ノミネート作品を観て聴いてチェック!!

全国のタワーレコードのスタッフが、己の〈耳〉と〈直感〉だけを基準に世間で話題になる前のアーティストの作品をピックアップし、全店的なプッシュへと繋げる企画〈タワレコメン〉。これまで、相対性理論神聖かまってちゃんクリープハイプceroKANA-BOONといった現行シーンの最前線で活躍するアクトをいち早く発掘しており、現在は月1回のペースで洋楽と邦楽のオススメ作品を紹介しています。Mikikiでは、そんなタワレコメンの魅力を視聴コンテンツと共にお伝えする特集を連載中! 今回は2014年10月度の洋楽編です!!

★2014年9月度の洋楽編はこちら
★2014年9月度の邦楽編はこちら
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タワーレコードの本社にて行われるタワレコメンの会議。今回も音楽通のスタッフたちが〈これぞ!〉というオススメ作品を持ち寄り、タワレコメンの狭き門を通過するための熱いプレゼンを繰り広げました。何百タイトルという新譜のなかから候補作に挙がったのは……!?

トップバッターは、UKのソングライターであるジョー・ムーアと17歳のシンガー、マディー・ドビィによるデュオ=ヤーニングのデビュー・アルバム『Dreamboats & Lemonade』。フィル・スペクター・サウンド直系のレトロなポップスが会議室の雰囲気をパッと華やいだものにして……上々の滑り出し! 担当者の「発売日からは時間が経過したけど、内容が素晴らしいので持ってきました」という言葉も説得力充分です。

 

次は、世界中の音楽ブロガーや早耳さんたちを中心にネット界隈で話題となっているUKの男女混合トリオ、ケロ・ケロ・ボニトの『Intro Bonito』。日本人とのハーフだという紅一点のヴォーカル、サラによるユルめのバイリンガル・ラップとカラフルなエレクトロの組み合わせがとにかくインパクト大で、現場での〈何じゃこりゃ!?〉感はこの日ピカイチでした!

 

続いて、ラナ・デル・レイ元気ロケッツなどの多彩なリミックス・ワークをこなしてきたアンドレ・アレン・アンホスによるプロジェクト、RACのデビュー・アルバム『Strangers』。推薦スタッフの在籍する店舗ではすでにスマッシュ・ヒットを記録しているとのことで、ドリーミーな美メロをエレクトロ・ポップも射程圏内に入れたライトなディスコ・サウンドで包み込む手腕は流石です。

 

「世界的にはブレイクしかけていますが、日本での知名度はまだまだ」との説明で登場したのは、オスロ発のポップ・デュオ、ニコ・アンド・ヴィンスのファースト・アルバム『Black Star Elephant』。日本語字幕付きのリリック・ビデオが必見なシングル曲“Am I Wrong?”でも分かるように、ブルーノ・マーズあたりを思わせるしなやかでソウルフルな歌声には特別な魅力が宿っているようです。

 

ここで会議室の空気を一気にヒートアップさせたのが、期待の新人として本国UKではチャート1位を獲得済みのベース&ドラムスの2人組、ロイヤル・ブラッドのデビュー盤『Royal Blood』。2人編成のレッド・ツェッペリン、もしくはクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジとでも呼びたくなるようなハード・ドライヴィンなリフ・リフ・リフの嵐! 個人的にはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンを連想した凄まじい破壊力のサウンド!

 

またここでガラっと雰囲気が変わり、ヤング・マーブル・ジャイアンツペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハートのツアー・サポートも務めるUKバンド、フラワーズのデビュー・アルバム『Do What You Want To, It's What You Should Do』が登場。プロデュースをバーナード・バトラーが務めており、ネオアコシューゲイザーの系譜にあるキラキラした音を含めて、UKロック好きには特にオススメの1枚です!

 

次は、女性スタッフから「イケメン!」との声も飛び出したスイスのシンガー・ソングライター、バスティアン・ベイカーのアルバム『Too Old to Die Young』。フォーキーな隠し味が効いたラジオ・フレンドリーなシングル“79 Clinton Street”は、ヨーロッパのMTVなどでへヴィー・プレイされているとのこと。11月にはジャパン・ツアーの開催も予定しており、これから知名度が急上昇しそうな注目株です!

 

この日もっともアダルトなサウンドでスタッフを魅了したのは、オーストラリアの歌姫、カルメン・ヘンドリックスのニュー・アルバム『Timing』。タワレコメンに選ばれたこともある同国のバンド、エレクトリック・エンパイアが全面的にバックアップしており、ファンク/ジャズ/ゴスペルなどの要素も感じさせるネオ・ソウルなサウンドと、ミニー・リパートンばりに伸びやかな歌声の相性は絶品でした!

 

ラストは、まさかのメロディアス・ハード・ロックでのシメとなったシークレットの『The End Of The Road』。スペインのメロハー・バンド、91スイートの中心メンバー2人を含む彼らのサウンドは、アメリカン・ロックのカラッとした空気にも通じる爽快なロックで、「これまでのタワレコメンのカラーを考えると異色ですが、だからこそあえて持ってきました」という推薦者の言葉にも納得!

 

ようやくここで全ノミネート作品を聞き終わり、タワレコメンの該当アイテムを絞り込む多数決へ。今回も粒揃いのラインナップとなり、みなさん悩ましそうなご様子。そして選ばれたのは……

 

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