ディプロビッグ・ダダからファースト・アルバム『Florida』を発表して今年で10周年。それを記念し、未発表音源/ヴァージョンを5曲&2003年の初シングル『Epistemology』収録ナンバーを追加した同作の新装リイシュー盤『F10rida』が12月1日にリリースされる。現在その収録トラックの一部(といっても12曲!)が本人のSoundCloudで公開中。

今回の音源では、ジャズ&ロッキンなギター・サウンドをヒップホップに落とし込んだ“Sarah”、いまならポスト・ダブステップと言われそうなマルティナ・トップリー・バードをヴォーカルに迎えた“Into The Sun”、なかでもいちばん現在のディプロ(というかメジャー・レイザー)・サウンドに通じるヴァイブス・カーテルらが参加したダンスホール・チューン(8ビットなウワモノもイイね)“Diplo Rhythm”といった聴き込むほどに味わいの増すオリジナル盤の収録曲に加え、幽玄な笛の音がスピリチュアルな趣を与える“As I Lay Dying”など同タイミングで作られた未発表音源も一部聴くことができる。近年のディプロ・ワークスに慣れた耳だとびっくりするようなナンバーも盛りだくさん! 最高だな。

なお、ディプロは来年1月4日(日)に幕張メッセで行われる〈electrox〉への出演がアナウンスされている。