オアシスの“Supersonic (Live At The Limelight, Belfast - 4th September ’94)が先週4月12日に配信され、同曲の7インチシングルとCDがリイシューされた。
94年4月11日にリリースされたオアシスの傑作デビューシングル“Supersonic”。同曲のリリースから30周年を記念して、バンドは先日、この曲の貴重な初期のライブ音源を公開した。同時に、この記念すべき日を祝して、94年のオリジナルCDシングルのレプリカ（“Columbia”のホワイトレーベルデモバージョンを含む）およびシリアルナンバー入りのパールカラー7インチヴァイナルをリリースした。
“Supersonic” の躍動感あふれるライブバージョンは、94年9月4日に英ベルファストのライムライトで録音されたもので、当時もっとも勢いのある新人バンドの一組だったオアシスが時代を塗り替えるほどの大成功を手にしようとする瞬間を完璧に捉えている。同じ週のはじめ、94年8月29日に鮮烈なデビューアルバム『Definitely Maybe』をリリースしたばかりだったバンドは、ベルファストのステージに立つ直前、同アルバムが全英公式アルバムチャートで初登場1位を獲得したことを知る。北アイルランド中から集まったファンは、地元の伝説になる忘れられないギグを目撃することになった。
94年当時、この会場の店長兼ブッキング担当だったデイヴィッド・ニーリーは、伝説となったこのライブの夜のことを次のように回想している。
彼らがベルファストのライムライトでのステージに立ったのは9月4日の日曜日だった。500枚のチケットは完売し、チケット代はたったの6.75ポンド! デビューアルバムが発売された週の日曜日に行われたライムライトでのライブは、会場、バンド、タイミング、全ての条件が揃っていた。確か午後6時半頃（携帯電話がまだなかった暗黒時代だ）、BBCラジオ1から会場の事務所に電話がかかってきたのを覚えている。オアシスがアルバムチャートで1位を獲得したという知らせだ。今では何千人もの人が〈自分はあの場にいた〉と主張するような、この界隈では伝説と化したライヴだったよ。
マンチェスターの5人組は、強気な姿勢、耳をつんざくようなフィードバック、そしてその後傑作と呼ばれるようになる至高の名曲満載のセットを披露し、若き日の自分達の潜在能力とファンの熱狂的な期待をはるかに超越した。この時、オアシスは、UKのミュージックシーンの時代を塗り替える文化的牽引力の一つになろうとしていたのだ。
なお『Definitely Maybe』のリリースから30周年、つまりバンドのデビュー30周年を祝う動きについては、今後数週間の内に発表されるとのこと。
RELEASE INFORMATION
リリース日：2024年4月12日（金）
配信リンク：https://SonyMusicJapan.lnk.to/Oasis_sps
TRACKLIST
1. Supersonic (Live At The Limelight, Belfast - 4th September ’94)
2. Supersonic
■7インチVinyl
品番：RKID010C
価格：3,590円（税込）
輸入盤のみ
TRACKLIST
A1. Supersonic
B1. Take Me Away
■12cmCDシングル
品番：RKIDSCD010
価格：2,190円（税込）
輸入盤のみ
TRACKLIST
1. Supersonic
2. Take Me Away
3. I Will Believe (Live)
4. Columbia (White Label Demo)
PROFILE: OASIS
94年にマンチェスターから突然変異的に現れた、ノエル（ギター／ボーカル）とリアム（ボーカル）のギャラガー兄弟擁するUK音楽史上最強のロックンロールバンド。兄（ノエル）が書き下ろす反則なまでにキャッチーな曲を弟（リアム）が力強くふてぶてしい声で歌うという基本方程式のもと、直感的なロックンロールの過剰さや奔放さを湛えた楽曲群はバンド解散後の今もなお圧倒的な熱量で〈永遠に生き続ける（Live Forever）〉伝説として燦然と輝き続けている。94年のデビューから2008年までの14年に亘るレコーディングキャリアを通じ全世界で7,500万枚以上のトータルセールスを記録。オアシス最強アンセムとして愛され続ける“Don't Look Back In Anger”のほかにも“All Around The World”“Don’t Look Back In Anger”を含む8曲で全英シングルチャートの1位を獲得、シングル22曲が連続で全英トップ10入り、7作のスタジオアルバムすべてが全英1位を獲得するなど数々の音楽史を塗り替えてきた。95年10月にシングルリリースされた“Wonderwall”はリリース25周年を迎えた2020年10月に、90年代にリリースされた曲の中でSpotifyにて10億回再生を初めて突破した楽曲となっている。音楽的な功績を残すと同時に世界中のメディアを賑わす数々のお騒がせ事件や兄ノエルと弟リアムの兄弟喧嘩の歴史もバンドの歴史である。バンド活動中、幾度となく解散の危機を乗り越えてきたが、2009年、ノエル・ギャラガーの脱退によりその黄金の歴史にピリオドを打った。結成30周年、伝説のネブワース公演から25周年の2021年には映画「オアシス：ネブワース1996」が公開され豪華ライブパッケージもリリースされた。2022年には日本独自企画として初期4作品が国内一貫生産の限定カラーヴァイナル仕様2LPとしてリリースされた。今年2024年にデビュー30周年を迎える。
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