アメリカ・テキサス出身のシンガーソングライターであるベン・クウェラーが、2024年7月2日(火)にビルボードライブ東京、7月4日(水)にビルボードライブ大阪で約12年ぶりとなる来日公演を開催する。新型コロナのパンデミック以降では初となる今回の来日公演は、なんと盟友のオロノ(スーパーオーガニズム)を特別ゲストに迎えたエクスクルーシブな構成で行われる。

ベン・クウェラーの音楽キャリアは、1990年代に彼がテキサスでロックバンド、ラディッシュを結成したことに始まる。約7年間のバンド活動の後、ベンはソロアーティストとしての道を歩み始め、切なくもポップなメロディで多くのファンを魅了し続けてきた。

ベンが生み出すロックからフォーク、ピアノバラード、パワーポップに至るまで、幅広いジャンルを包括するジャンルレスな音楽は唯一無二なサウンドとして世界的に高く評価されている。オルタナティブロックを好むリスナーを中心に注目を集めたソロデビューアルバム『Sha Sha』(2002年)は、いまだカルト的な人気を誇る作品だ。特に“Wasted & Ready”や“How It Should Be (Sha Sha)”といった楽曲が放つ輝きは、リリースから20年以上経った今でも色褪せることはない。

2021年にリリースされた約9年ぶりのアルバム『Circuit Boredom』では、鋭いソングライティングはそのままに、よりグランジ色の強いアレンジがなされており、ラディッシュ時代を彷彿とさせるカラッとした印象のサウンドを聴かせてくれている。

そして、キャリアを重ねるごとに円熟味を増しているベンのライブは、アットホームで多幸感あふれる温かみのあるスタイルが特徴だ。オーディエンスと呼吸を合わせながら創り上げていくライブは、ひとつとして同じステージはない。

一方、オロノは多国籍バンド、スーパーオーガニズムのリードボーカルとして日本の音楽リスナーにも広く知られている存在だ。そんなオロノがベンの存在を知ったのは、意外にも父親のカーステレオだという。ウィーザーをはじめとしたUSオルタナティブロックが流れる車中で幼少期のオロノは、べンの楽曲に日常的に触れ、気づいた頃にはその幼い心にヒーローとして刻まれていたそうだ。

そんなバックグラウンドがオロノにとっての音楽キャリアの原点のひとつであり、ベンとの共演は彼女にとっても特別な瞬間でもあるのだ。今となっては友人同士となったオロノとベン。今回のビルボードライブでのパフォーマンスは、ベンのポップなメロディーセンスやアレンジの引き出しの多さが、オロノとどのように溶け合うのか。今回の公演でしか体験することのできない奇跡のセッションが生まれる予感を感じずにはいられない。

そして、会場はアーティストの熱気を間近に感じ取ることのできる親密なライブ空間、ビルボードライブ。世界の音楽ファンが羨むスペシャルライブを、ぜひ目撃してほしい。

 


LIVE INFORMATION
Ben Kweller with special guest Orono(SUPERORGANISM)

2024年7月2日(火)ビルボードライブ東京
1stステージ
開場/開演:17:00/18:00
2ndステージ
開場/開演:20:00/21:00
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=14951&shop=1

​2024年7月4日(木)ビルボードライブ大阪
1stステージ
開場/開演:17:00/18:00
2ndステージ
開場/開演:20:00/21:00
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=14952&shop=2

サービスエリア/カジュアルエリア(1ドリンク付):7,900円/7,400円

※本公演はClub BBL会員、および一般販売をWEB受付のみ実施いたします
※法人会員は電話にてご予約承ります

■メンバー
ベン・クウェラー
ゲスト:オロノ(スーパーオーガニズム)