UNISON SQUARE GARDENのシングル『傍若のカリスマ』のリリースを記念して、タワーレコードではフリーマガジン「TOWER PLUS+ UNISON SQUARE GARDEN 特別号」を発行! ここでは中面に掲載された『傍若のカリスマ』を紐解くレビューを掲載いたします。「TOWER PLUS+」はタワーレコード全店にて配布中です! *TOWER PLUS+編集部

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UNISON SQUARE GARDEN 『傍若のカリスマ』 トイズファクトリー(2024)

 

結成20周年のアニバーサリーイヤーを迎えたUNISON SQUARE GARDEN。7月リリースのベストアルバムに続き、ニューシングル『傍若のカリスマ』が発売された。20周年イヤーを振り返りながら、今作を紐解いていく。


 

初のベスト盤に凝縮された20年、驚きと興奮の記念ライブ

UNISON SQUARE GARDENからニューシングル『傍若のカリスマ』が届けられた。表題曲“傍若のカリスマ”はTVアニメ「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」オープニング主題歌。それぞれの個性がぶつかり合い、チームとしての強度が上がっていく場面を描いた歌詞、メンバー3人のプレイアビリティがさく裂するバンドサウンドからは、現在の彼らの好調ぶりがダイレクトに伝わってくる。

まずはバンドの現状を記していこう。結成20周年を迎えたUNISON SQUARE GARDENはバンド結成日の7月24日にキャリア初のベストアルバム『SUB MACHINE, BEST MACHINE』(CD 3枚組)をリリース。

UNISON SQUARE GARDEN 『SUB MACHINE, BEST MACHINE』 トイズファクトリー(2024)

Disc 1にはバンド結成初期~メジャーデビュー前後に制作され、初音源化となる未発表曲11曲に新曲“アナザーワールドエンド”を加えた全12曲を収録。そしてDisc 2、3には“オリオンをなぞる”“シュガーソングとビターステップ”“春が来てぼくら”“カオスが極まる”など、これまでのシングル楽曲全22曲を収録(一部再ミックス、再レコーディングあり)。バンドの〈これまで〉と〈今〉を凝縮した作品に仕上がっている。

そして7月24日~26日には、日本武道館3 Days公演を開催。結成日である24日(初日)はバンドにとってもファンにとっても大切な〈UNISON SQUARE GARDEN 20th AnniversaryLIVE ROCK BAND is fun〉、25日(2日目)はストリングス、ブラスセクションを加えた公演〈UNISON SQUARE GARDEN 20th Anniversary LIVE オーケストラを観にいこう〉、そして26日(3日目)は盟友クリープハイプを迎えての対バンライブ〈UNISON SQUARE GARDEN 20th Anniversary LIVE “fun time 歌小屋”〉を敢行し、アニバーサリーに相応しいド派手で奥深いステージを繰り広げた。

3ピースバンドの限界を突破し、〈ギター、ベース、ドラム、歌だけでなんでこんなことができるんだ?!〉、〈ロックバンドってすげえな!〉という驚きと興奮をオーディエンスに与え続けてきた3人。20周年を迎えたUNISON SQUARE GARDENは今も進化を続け、誰も聞いたことがないロッミュージックを生み出しているのだ。