基本的に、ロックやポップス、ソウルなど、音源に占める音量、音圧の半分以上は、ベースとドラムでできている、という信念のもと、ここではその辺でグッと来た音源を適当に書き連ねていく予定です。何卒、何卒。

ということで、1回目、何にしようかと試行を巡らせたところ、〈そうだ、このゴールデンウィークには神が東京に降臨するんだ!〉と思い出しました。ベース・ゴッドであり、チョッパー・ベースの始祖、グルーヴ・マスター、そうラリー・グラハム率いるラリー・グラハム&グラハム・セントラル・ステーションがビルボード東京/大阪にやってきます!

約4年ほど前にも同名義のライヴをビルボードで拝見しましたが、それはそれは凄かった。その時点で齢64歳。普通の日本人なら定年間近で、腰痛いなぁ、とか定年後はのんびりしたいのよ…なんてボヤキが始まる年ですが、そういう感覚とは無縁なのね。このPVとほぼ同じ白の3ピースにパナマ帽。まぁ、伊達男。体も絞れてて、何より歌声がエネルギッシュ。声量ありまくり。

それに何よりもそのベースのグルーヴ感たるや、日本人がベース弾いちゃいけないんじゃないかと思ってしまうほど(笑)。地を揺るがす、なんて言いますが、本当にそんな感じ。ぶっ太くて黒い音の渦に飲まれて窒息寸前ですよ。そんなショウをね、この歳の方が現役バリバリで何の加齢も感じさせずにやるんですよ。しかも1日2セット(笑)。

お客さんを喜ばせることだけを貫いたショウは本当に楽しい演出も盛りだくさん。前回は全員が打楽器を演奏しながらの入場だったり、アンコールではメンバーのアカペラで退場したり。本当に時間があっという間に立つライブであること、間違いなしです。

生けるグルーヴ・マスターのステージを観ずして、ソウル/ファンクを語るなかれ。私も行きますが、この手の音楽に興味のある方、一回見ておいたほうがいいっす。
詳しくはこちらで。


ここまでの宇宙感はもうないけどね(笑)。