
「妻、小学生になる。」のおかげでほんまに良い曲が書けた
――最新シングルの“アイノリユニオン”はpachaeにとって初めてのタイアップ曲でアニメ「妻、小学生になる。」のオープニングテーマです。音山さんはアニメをどういう風に捉えて曲に落とし込んでいったんでしょう?
音山「僕、アニメを死ぬほど見るんですよ。ほんま〈死ぬかな?〉って思うぐらいえげつない量のアニメを見る時期がちょくちょく来るんですけど。それもあって『妻、小学生になる。』の原作を死ぬほど読んでから作りました」
――ではアニメのタイアップというのは嬉しかった?
音山「めちゃくちゃ嬉しかったですね。アニメの各ジャンル、各作品のオープニングの雰囲気も頭にばっちり入っているので、それも踏まえて〈この作品やったらどういう曲がいいか〉って考えながら作っていきました。
一番こだわったのは歌詞です。急展開がある話なので、最初に書いてた歌詞が最後の12話では使えなかったり、途中の急展開に合わせて歌詞を書くと1話では使えなくなったりしたので、いつの段階で曲を聴いても『妻、小学生になる。』のことを歌ってることが伝わる歌詞になるよう意識しました。なので、かなりアニメに寄り添いましたね。1話の時点で聴いても、最終話で聴いても登場人物たちの気持ちや状況を歌ってる歌詞にするっていう謎かけみたいなニュアンスで歌詞を書くことが一番難しかったし、一番楽しかった部分でもありました」
――妻への喪失感と強固な夫婦愛、そして〈愛とは?〉ということが描かれていますよね。
音山「ポップに聞こえる耳馴染みの良い曲だと思うんですが、結構深いテーマを歌ってますね。アニメ自体、絵柄とかキャラクターの雰囲気も含めてポップでファンタジックな作品かと思いきや、リアリティがすごくあって、〈愛とは何か?〉ということを問いかけられている作品でもあるんです。
僕自身の愛の価値観とも通じる作品なので自分の正直な気持ちを歌詞に書けたところはあります。作品のおかげでほんまに良い曲が書けたと思っています」
まだ弾けないギターソロ
――バンバさんとさなえさんは音山さんの曲を聴いてどう思いましたか?
バンバ「いい曲やなと思ったのと、演奏するのが難しそうやなって思いました(笑)」
――間奏でサンバみたいな展開になるし。
音山「あの展開は、家族が新幹線のチケットを取り忘れてたみたいなドタバタ劇っぽいイメージが今初めて湧いてきました(笑)。サンバの後、ジャズ風のギターソロが入るんですが、そこでは〈もう夜行バスで行けばいいや〉っていう気分になってます」
――あのギターソロも音山さんが考えたんですか?
音山「そうですね。どんなギターソロにするか最後までめっちゃ悩みました。だから練習する時間がほぼなくて。でもライブでも僕が弾くので今すっごい練習してます」
バンバ「ちなみに明日(10月12日)、MINAMI WHEELで初披露します(笑)」
音山「でもまだ弾けてないです。サンバの気分で突入します(笑)」
――(笑)。さなえさんは曲を聴いてどう思いましたか?
さなえ「展開がすごく多いので聴いてても弾いてても楽しいですね。あと、アニメの物語が鮮明に浮かびます」