6年ぶり7枚目のアルバムは、前作に続いてリック・ルービンがプロデュース。四方八方のアイデアを切り貼りしたようなキメラ的サウンドを今回も鳴らしているが、以前よりオブスキュアな側面が薄れたのは彼の手腕によるものか。ジュリアン・カサブランカスのオートチューン・ヴォイスを芯に、ドリーム・ポップっぽい“Dine N’Dash”やブルージーなバラード“Falling Out Of Love”、軽妙に跳ねる“Going Shopping”など各曲のヴェクトルは異なりながらも不思議な統一感がある。ロックがおもしろい音楽であることを諦めない姿勢こそストロークスの真髄なのだと再確認させられる傑作!