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結成40周年! 世界的ブレイクから30年! オフスプリングの偉大すぎるキャリアを駆け足で振り返ろう!

 本文にもあるように、オフスプリングの歴史は84年にまで遡れる。カリフォルニア州オレンジカウンティで高校の同級生であるデクスター・ホーランド(ヴォーカル/ギター)とグレッグK(ベース)らがマニック・サブサイダルを結成し、85年にヌードルズ(ギター)が加入。86年にオフスプリングに改名して最初のシングル『I’ll Be Waiting/Blackball』をリリースする。その後、ロン・ウェルティ(ドラムス)を加えた4人体制でファースト・アルバム『The Offspring』(89年)を発表。エピタフ入りしての2作目『Ignition』(92年)を含む初期3枚は、南カリフォルニア・ハードコア・シーンの名裏方としてTSOLらを手掛けたトム・ウィルソンにプロデュースを委ねていた。

 なかでも広い層に届いた3作目『Smash』(94年)は、“Come Out And Play”や“Self Esteem”のヒットもあって最終的に1200万枚超のセールスを叩き出し、グリーン・デイの同年作『Dookie』と並んでパンクのメインストリーム化に寄与した。その成功に伴ってバンドのメジャー行きを推進したエピタフとの緊張を経て、新たにデイヴ・ジャーデン(アリス・イン・チェインズ、ソーシャル・ディストーション他)のプロデュースで4作目『Ixnay On The Hombre』(97年)を完成。さらに同じ体制でアメリカの暗部を描いた象徴的な『Americana』(98年)は、全英1位に輝いたシニカルな代表曲“Pretty Fly(For A White Guy)”や“Why Don’t You Get A Job?”のポップな広がりもあり、キャリア最高の全米2位を獲得している。3度目の来日を経た2000年にはブレンダン・オブライエン制作で『Conspiracy Of One』を発表するも、次作のセッション直前にウェルティが脱退。6作目『Splinter』(2003年)はジョシュ・フリーズ(元ヴァンダルズ他)をサポート・ドラマーに迎えて制作され、録音後にアトム・ウィラード(元ロケット・フロム・ザ・クリプト)が正式加入した。

 初のベスト盤『Greatest Hits』(2005年)発表後にはそのウィラードも脱退。ボブ・ロックと初めて手を組んだヒット作『Rise And Fall, Rage And Grace』(2008年)では再度フリーズをサポートに迎え、“You’re Gonna Go Far, Kid”などの人気曲を生んでいる。直後のツアーからドラマーにピート・パラダ(元セイヴス・ザ・デイ)が正式加入し、続く9作目『Days Go By』(2012年)を発表。

 同作でコロムビアとの契約を終了し、2015年には次作からの先行曲“Coming For You”を公開するも、2018年には創設メンバーのグレッグが脱退、以前からサポートを務めていたトッド・モース(ベース)が正式加入するなど体制の立て直しやパンデミックの影響もあり、コンコード移籍作となる10作目『Let The Bad Times Roll』の登場は、前作から実に9年後の2021年であった(同作への参加後にパラダも離脱)。そこから3年ぶりというスパンの短さを考えれば、新体制で臨む今回の新作に注がれたメンバーの気合いは言うまでもないだろう。 *轟ひろみ

オフスプリングのアルバム。
左から、89年作『The Offspring』(Nemesis)、92年作『Ignition』、94年作『Smash』、97年作『Ixnay On The Hombre』(すべてEpitaph)、98年作『Americana』、2000年作『Conspiracy Of One』、2003年作『Splinter』、2008年作『Rise And Fall, Rage And Grace』、2012年作『Days Go By』(すべてColumbia)、2021年作『Let The Bad Times Roll』(Concord)