SD JUNKSTAWAXによる4年ぶり2枚目のソロ作は、LAのプロデューサー、バトルキャットとの意外な合体を見たウェッサイ・シーンが羨むアルバムに。西のマナーに貫かれたファンクな音が、そことは非なる彼のキャラを立たせている。なかでも、中東の〈血で血を洗う悪循環のシステム〉に宗教を重ねるコンシャスかつリリカルな1ヴァース目から、BRON-Kの客演までがハマった“新しい夜明け”は聴き応えあり。