Page 4 / 4 1ページ目から読む

VALON-1 Chara
煌めくサウンド・コラージュと甘い歌声が立ち上げるファンタジックな音世界。Chara版は、もはや彼女の持ち曲のよう。「Charaのおもちゃ箱をひっくり返したようなファンタジーの世界とミルキーさに一瞬で魅了されてしまう。アレンジに君島大空さんを迎えてくださったこと、私もすごく嬉しかったです」 。

彗星   槇原敬之
華やかな煌めきと透明感を纏った槇原版は、ウィンターソング然とした佇まい。クリスマスにも似合いそう。「槇原さんのポップスには整然とした美しさがあります。私にとっても特別なこのポップな楽曲を、槇原さんならどうアレンジされるのかを聴いてみたかった。もうイントロから叫んじゃいました。〈マッキー!〉って」 。

Pop 小林武史
小林によるエレクトロニックな再編版は、驚きの激変ぶりで聴き手を魅了。「小林さんはこの曲にずっとSF的なイメージを抱いていたそうなんです。ご本人が歌ってくださっているのがすごく嬉しかったですね。ただ、その声には強くエフェクトがかかっていて、声の持ち主がアンドロイドのように〈誰か〉ではなくなっている。そんなやり方にも私は物語を感じました」 。

グライド アイナ・ジ・エンド
気怠い歌が生々しいアイナ版は、枯れたバンド・サウンドがなんともムーディー。「この曲も小林さんのアレンジなんですが、SF的な“Pop”から“グライド”になると急に地球的なエネルギーで映画の『バグダッド・カフェ』なんかを思わせる土臭い世界観が浮かび上がります。アイナさんの声は本当に魅力的で、ため息が出るほどうっとりしてしまう」 。

飽和 七尾旅人
Salyuとは10代の頃から交流があるという七尾旅人は、アコギの弾き語りによるシンプルな歌力で聴き手を惹き寄せる。「〈I miss you〉っていうフレーズの強さを引き立てるアレンジだなと。エンディングのセクションもまたすごく魅力的です。刹那的な感情がやってきても、また淡々と日常に帰っていくリアリティーを表現しているような、お芝居のワンシーンのようなトラックだなって」 。

体温 原田郁子
廃校に置かれているピアノの音色で始まる原田版は、宅録らしい音の気配と温度感が沁み入る一曲に。「原田さんのトラックを聴いたとき、10代の頃に好きだったコクトー・ツインズに感じたときめきを思い出しました。また、生活から生まれてくる音を大事にされている方ということが伝わってきます。原田さんに潜むエンジニア的な感性に魅了される世界です。ベースでフィッシュマンズの柏原譲さんが参加してくださっているのも感激でした」。

THE RAIN ROTH BART BARON
まるで〈第九〉の如き爆発的な祝祭感で迫るロット版。三船雅也のファルセットも含めて圧巻の一言だ。「大陸的な広さがあって大きな風が吹き渡り、多幸感に満ちている……そんなROTH BART BARONさんには私からこの曲をリクエストしました。プリミティヴな雰囲気から、理屈はともかく祝杯をあげたくなります」 。

コルテオ ~行列~ 坂本美雨
ノンビートで坂本の清澄な歌声を活かした編曲。丁寧な演奏が厳粛な空気を運んでくる。「素晴らしいアレンジと歌唱がこの曲の本質を引き出してくれているようで感動しました。また、10代の頃にSister Mを初めて聴いたときの衝撃を追体験したような気もして。ミステリアスでいて尖っている、でも優しい世界」。

to U from NHK BSプレミアム「玉置浩二ショー」2016.12.25 玉置浩二 × Salyu
慈愛をもって艶めく二人の歌声が穏やかに響き合うこのデュエットは、玉置が主役のTV番組にSalyuがゲスト出演した際のライヴ音源。「これは私にとって生涯忘れられないデュエットなので、収録できて本当に嬉しいです。玉置さんとの時間は〈神様に会った日〉――そんなかけがえのない思い出です」 。