ニコラス・ジャー率いるユニットの4年ぶり3作目。今作からドラマーを新たに迎えたトリオ編成で世界観がより強固になった印象。自由奔放な即興演奏やギターのリフ、ノイズ、歪んだヴォーカルなどの要素がセッションを重ねることで渾然一体となって形成される〈美しさ〉。スローモーなグルーヴ・チューン“Graucha Max”などはライヴでの再現も楽しみだ。