彼が不世出のシンガー・ソングライターかつ詩人であることを証明し続ける、“ガラスのジェネレーション”など往年の名曲を現在のバンドと録音した一枚。モダンな響きのサウンドに豊かで研ぎ澄まされたアンサンブル、そして一部の歌詞や曲名までが更新されているが、原曲の魅力だった向こう見ずで蒼く、気高いスピリットは確かに息づいている。〈II〉も心待ちにしたい。