どんどん濃くなるMINIへの想い
――なるほど。そして、“What A Night”は松田さんが作詞に参加されています。
松田「僕はデモを聴いた時から、この曲が一番のお気に入りでした。イントロからすごく引き込まれるし、世界観もしっかりある、タイトルもわかりやすいし。そんな曲で作詞に参加できたことに感謝しています」
佐野「作詞でこだわったポイントとかあるの?」
松田「ファンソングということは聞いていて。前回のファンソングは1年半前くらいに出した“10 THINGS”なんです。そこから今にかけてMINIへの想いはどんどん濃くなっているので、それを夜の深さや濃さに例えました。〈10 THINGSじゃ足りない 濃くなる君への想い〉というフレーズが書けたのは良かったのかなと思います」
許「すごく美しい曲だよね。メロディーも悠長で、歌詞にも合っているし。ヒップホップやハウスが多い中に“What A Night”のようなきれいな曲があることで、より目立っていると思います。それにINIのボーカル力もしっかり魅せられているんじゃないでしょうか」
松田「1回聴くと頭に残る曲だよね。こういう曲はどんどん披露していきたい。歌詞を書いている時も絶対にライブでやりたいと思っていたんです。〈What A Night〉は、〈なんて素敵な夜〉というような意味じゃないですか。ライブは夜にやることが比較的多いので、その時間をこの曲で表現してみたいと思っています」
〈観る楽曲〉から〈聴く楽曲〉への変化
――楽しみです。こうして振り返ってみると、すでにリリースされている曲を含め、いろんなジャンルの楽曲があります。皆さんはリリースをする時に〈新しい自分たちを見せよう〉という想いなのか、〈揺るぎないINI像を提示していこう〉という想いなのか、どちらなのでしょうか。
田島「混在していそうですよね。それこそタイトル曲の“DOMINANCE”は今までのINI色が強くて、揺るがない軸を感じられるはず。そこに、新しいスパイスが振りかかっているというイメージです。逆に、個人的に好きな“Bullseye”なんかは新しいINIの姿につながる兆しが見えていて。この曲でも新しいINIが見せられたら嬉しいです」
松田「今作が〈革命3部作〉の最終章なので、今までのストーリーも混ぜつつ、新しい道も感じさせて。この先はどんどん新しい姿を見せていきたいと思っています」
西「3部作の中でも、“LOUD”や“WMDA (Where My Drums At)”と比べるとサウンド的には落ち着いた楽曲が多いので、そういう意味では新しい一面が出ている作品なのかもしれませんね。
この言い方が合っているかはわからないのですが、〈観る楽曲から聴く楽曲〉に変化しているのかなとも思っていて。前は僕らのパフォーマンスを観て楽しむ方がメインだった気がするのですが、今回は聴くだけでも乗れるというか。メンバーの好みも後者の方が多いので、それが反映されているのかもしれません」
後藤「個人的には揺るぎないINIらしさを大切にしつつも、皆さんの期待を超えられるように成長した自分を常に見せていくという気持ちは大切にしています」
木村「なるほどねぇ。僕はどちらかというとあまりそこにこだわりがなくて。いろんな面を持っている11人のメンバーがいるので、いろんな楽曲をやっていけばいいんじゃないかというタイプ。それこそ今作はいわゆる〈INIっぽい曲〉も〈INIっぽくない曲〉も収録されていますが、それでいいのかなって。本来、音楽は楽しむものなので、自由に、フリーダムにやっていきたいと思っています」