11人が吸収しているクリエイティブのタネは?
――この先も楽しみです。ではアルバムタイトルに掛けた質問を1つ。〈THE ORIGIN〉=〈起源〉という意味です。皆さんそれぞれクリエイティブに携わっていらっしゃいますが、クリエイティブの〈起源〉=〈タネ〉となっているのはどんなものなのでしょうか。
松田「僕は、他のメンバーが書いた歌詞を改めて見て、〈僕も頑張ろう〉と刺激をもらいました。それにメンバーだけでなく好きな歌詞を見返したりもしていて、音楽に対する見方が変わりましたね。〈back numberさんはやっぱり最強だな。この表現ができるなら人気になって当然だ〉と思いました(笑)。それと同時に、作詞をやってこなかったこの3年間がもったいなかったな、と」
佐野「僕も他のアーティストさんの映像を観たりするかも。最近は改めてYouTubeにあるBTSさんの〈Best Stage Mix Compilation〉を観ていて。それを観ると、〈ここからこういうテイストになったのか〉とか〈ここでこっちの路線に寄ってきたんだな〉など、BTSさんの変遷がわかるんです。それを観ているとアイデアがわくことにつながる気がしています」
尾崎「なるほどね。僕は結構ドライな性格なんです。でもクリエイティブにつながるアイデアって感受性豊かな人の方が出やすいと思っていて。なので、あえて物事を大げさに感じてみています。例えば、傷つくことがあるとするじゃないですか。本来スッと切り替えられるタイプなのですが、深く考えてみるとか。ただ、それをやりすぎるとメンタル的にしんどくなってしまうので調節しながらやらないとなって。
それにグループで歌う楽曲を作るとなると、また違うベクトルでの工夫が必要だと思うので、迅のように他のアーティストさんの歌詞を深掘りして勉強することが必要になってくるのかなと思っています」
木村「僕も匠海と似ているというか、悲しくなったり、ムカついたりしないんですよ。なので映画やドラマを観ます。役に入り込むのは得意なので、例えば失恋した気持ちを理解したいと思ったら、そういう役に感情移入して観てみる、とか」
尾崎「え、例えばさ、振り付けをする時に映画を観るとして、その場合は振り付けを作ろうと思って映画を観るの?」
木村「観ない」
尾崎「観ている時は思わないけど、振りを作る時に観たことが思い出されるってこと?」
木村「うん」
尾崎「え、すご」
木村「その時の気持ちを思い出して、こういう振りにしよう、みたいな。でも、もともと映画やドラマが好きなので、勝手にストックされていく感じなんです。そこはありがたいですね」
後藤「えー、みんなすごいわ。僕、クリエイティブに苦手意識があって。でもきっとMINIの中には僕のクリエイティブを待っていてくれる方もいらっしゃると思うので、頑張っていきたいと思っているところです。今は自分の感情を素直に受け止めてみたり、作品を観た感想をメモってみたりして、創作活動に活かせたらいいなという段階ですね」
池﨑「オリジナリティって、いろんなものを吸収した結果できあがっていくものだと思うんですよ。大スターでさえ多分誰かから影響を受けて、その人のスパイスが加わって作られているはずで。なのでインプットはとても大事。だからたけちー(後藤)がやっていることは大正解だと思います」
後藤「ありがとう。ただ、俺、得意なクリエイティブあったわ(笑)。韻を踏むこと」
池﨑「たしかに! 韻踏むの好きだよね」
後藤「理人が書いてくれた“Potion”の歌詞で〈No pain, I turn it〉という部分があるのですが、そこを迅が〈ショウヘイ オオタニ〉と言い換えていたのに感化されて」
松田「あったなー(笑)!」
後藤「その部分をめっちゃメモしているので、発表していいですか?」
――ぜひ(笑)!
後藤「記事を読んでいる方は一度〈No pain, I turn it〉の部分を聴いて、リズムを頭に入れてから読んでほしいのですが(笑)、1つ目は〈要点は何?!〉」
一同「(爆笑)」
後藤「2つ目〈コンテンポラリー!〉」
一同「おぉ〜!」
後藤「最後、〈ろくでもない!〉」
尾崎「やっぱり上手いわ(笑)」
木村「いつか役立つんじゃない?」
後藤「おふざけ感覚でいつもこうやってメンバーの前で言っているんですけど、理人は〈それができるなら早く作詞をしてくれ〉って言ってくれるんですよ。早く作詞できるように頑張ります」
佐野「取材でも発表するなんて、〈とんでもない!〉なぁ」
一同「韻踏みバトル、始まったー(笑)!」