1曲目を飾る7分超えのメタル・オペラ“Look To Windward”にいきなり度肝を抜かれる4枚目のアルバムは、早くも英米でNo.1を記録。ロンドンの覆面ロック・バンド、スリープ・トークンは新たなラウド・ロックのスターとして、世界中から注目されている。ライヴ・アクトとしても人気を集めている彼らだが、メタルとR&B、ラップ/ヒップホップを大胆かつ自由自在に組み合わせた音源から感じられるのは、むしろトラックメイカーあるいはボカロPに近い発想だ。プログレ並みに長尺の曲が並んでいるが、最後を飾る8分超えの“Infinite Baths”は、壮大なバラードをストレートに歌い上げる。