ブリティッシュ・ソウルの有望株から2年ぶりの2作目が到着。温もりのあるヴォーカルはそのままだが、本人の佇まいは随分と垢抜けた印象だ。楽曲も、リオン・マイケルズ作の軽やかなソウルに乗せた女性讃歌“Lady Lady”や、エイミー・アレンが書いた洒脱なボッサ・ソウル“So Easy (To Fall In Love)”などなど、豪華な制作陣により格段にブラッシュアップされており、そこに乗せる歌声とメッセージは勇気づけてくれるような包容力と滋味に溢れている。オリヴィア自身がそうであるように、お洒落で健全な自己愛を持った女性から共感を得られるであろう、温かくも爽やかな一作だ。