未来への約束
その一方で〈約束〉を感じさせる新曲が“リボンのひみつ”と“Re:RAY”の2曲。前者はカワイイが充満したMVも必見のメルヘンチックなフューチャー・ベース、後者はこれまでの軌跡とこの先の未来への希望を7人がリレーのように繋いで歌う、優しくエモーショナルな10周年ソングになっている。
友「“リボンのひみつ”は10年間のいろんなことをリボンで包み込んだような、ukkaにはあまりなかった〈THEかわいい〉系の曲で、どこを切り取ってもサビみたいになっていて全部がかわいいです。特にお気に入りは、後ろで〈パフッ〉って鳴るおもちゃみたいな音です(笑)」
るり「ukkaにしては珍しく、〈私だけ愛して?〉ってストレートに想いが綴られていて。〈約束のリボン 絶対解かないでね〉という歌詞も、ファンと私たちのリボンを結んでるような表現になっていて、運命の赤い糸みたいでかわいくて好きです」
芹澤もあ「私が歌うパートに〈会いたい〉って歌詞があるんですけど、まず言葉としてすごくかわいいので、ここは絶対に歌いくて狙ってたら私のパートになったので、毎回かわいい声で歌えるようにがんばってます。ここは振りもかわいいのでシャッターチャンスです(笑)!」
友「それで言うと〈何度も解いては結んで All right 君で正解〉のところの、りじゅちゃんの〈正解〉があまりにもベストな〈正解〉すぎて。ここだけリピートしたいぐらいお気に入りです」
りじゅ「嬉しい(笑)。ここは仮歌さんがアニメのキャラクターみたいな感じで歌っていて、それが好きすぎてお手本にしたんです。もう1曲の“Re:RAY”はメンバー一人一人の思いを元に歌詞を制作していただきました。他にも歌割りが加入順になっていたり、グッとくる要素がたくさん詰まっていて。普段は全力で熱くライヴをする私たちが、優しい光で照らされているような、これからの温かい未来をみんなで歩んでいく〈約束〉を象徴する曲です。歌っていても毎回泣きそうになります」
空「りなのパートに〈ガラスの靴〉って歌詞があるんですけど、これはりな・るりが加入した時のライヴ演出が元になっていて。思い出が蘇ってきて、こっちもグッときます」
るり「しかもメンバー全員が一回ずつ〈約束〉や〈promise〉と歌う歌割になっているんです。一人一人と約束ができるようにっていう意味合いが込められていて。私たちも後から言われて気づいたんですけど(笑)」
再録曲も、先述の“リンドバーグ”や「リリイベで歌うと通りすがりの人も立ち止まって振りをマネしてくれる神曲です!」(りな)という“それは月曜日の9時のように”といった前身の桜エビ~ず時代からの代表曲をはじめ、現7人体制ならではの表現と成長を刻んだテイクが並ぶ。10周年の感謝の気持ちと共に、羽化(=ukka)してさらに大きく羽ばたくことを〈約束〉する、彼女たちの新たな決意に触れられる一枚となった。
そんな10周年プロジェクトを締め括るのは、12月6日に東京・恵比寿ザ・ガーデンホールで開催される2部構成のライヴ〈ALLOUT 3rd〉。なんとukkaの持ち曲全69曲をフルコーラスで披露するという。
もあ「このライヴはセトリから細かい演出まで、全部自分たちでプロデュースしていて、7人いるとまとめるのが大変なんですけど、これを完走したら自分たちの団結力がさらに高まるんじゃないかと思っていて」
空「69曲披露は私たちにとっても未知の挑戦ですけど、長尺のライヴだからこそ見せられるukkaの幅広さがあるので、よければ1部・2部どちらも来ていただけると嬉しいです。それと、次の目標は生バンドでライヴすることです!」
りじゅ「それ以外にもホールワンマンとか、歌番組にも出たい。いまの私たちの願いは、一人でも多くの方にukkaというグループを知っていただくことなので、この〈ALLOUT 3rd〉でちゃんと10周年イヤーを締め括って、さらにukkaの輪が広げられるような11年目にできたらいいなと思います」 *北野 創