ソロ名義のオリジナル・アルバムとしては『にじみ』以来、実に14年ぶりの新作が完成。共同でプロデュースを務めたクラムボンの原田郁子をはじめ、ceroの高城晶平、キセルの辻村豪文らが楽曲を提供し、華を添えている。ピアノトリオ編成を基調に、曲によって三田村管打団?のホーン隊、生身のクラップやストンプを交えた楽曲は、素朴ながらも豊かな響きがあり、現在はお寺の僧侶でもある二階堂が生命の尊さと儚さを慈愛に満ちた歌声で綴る8曲には確かな普遍性が宿る。スウィングするリズムに乗ってスキャットを聴かせ、〈残るのは歌だけ〉と歌う“BILLIE”がやはりたまらない。