
自分の歌もボカロも両方やればいい
――歌の話で言うと、今作は複数の曲でコーラスとしてSynthesizer Vの重音テトが使われてますよね。音量もかなり大きくて目立ちますが、なぜテトを使うことにしたのでしょうか?
「ツインボーカルと言えるくらい大きいですよね。これはボカロをやりたかったということに尽きますね。実はずっとやりたいとは思ってたんですけど、今やると自分で歌う作品とごっちゃになっちゃうじゃないですか。それにありがたいことに、ボカロ曲を求めてくれる古参ファンの方々が沢山いらっしゃるんですが、安易にボカロ曲を作ってしまうと、結果的に自分で歌う行為が裏切りのようになってしまう気がして。どうしても自分で歌いたいから、ボカロは諦めていたんですよね。でも冷静に考えたら、どっちもやればいいんじゃないかと気づいて、今作で使うことにしました。
しかも、最初の方に話した、ボカロ曲や楽曲提供ならではの着想も得られたんですよね。テトに歌ってもらうことで〈こういう風に歌うとこうなるんだ〉という発見をして自分の歌を変えたり、逆にテトの歌を自分に合わせたりもして。もしかしたら、ボカロ曲を作っていた頃と制作方法が近くなったかもしれないです。テトを選んだ理由に関しては、自分の声に一番合うからですね。僕とテトの声ってめちゃくちゃ合うっすよね?」
――めっちゃ合ってます。テトのパワフルな声はGuianoさんの歌と相性がいいなと思いますね。
「ありがとうございます! めちゃくちゃパワフルですよね。テトは声の抜けがよくて、ハモリを3本くらい入れても綺麗に抜けるんですよ。音として素晴らしいなと思いますね。
ここ数年は、人間的な深みのある声のボカロがめちゃくちゃ増えたと思うんですが、僕はそれを好きになれなかったんですよね。これまでのボカロって声が凄く細かったんですが、だからこそ男性のキーのオクターブ上で歌わせても成立していたと思うんです。人間は低いところだと声が太くなって、高いところだと声が細くなる。でも、ボカロはどの音域でも声にあまり差がなくて、それが長所でもあったんですよね。そういう機械っぽさがボカロから薄れていく中で、今の技術で作られた〈ボカロっぽいボカロ〉が重音テトと可不だと思っていて。この2つがヒットしたのは、ボカロPが一番求めているボカロだったからだと思いますね」
――興味深いです。自分で歌いたいという思いとボカロをやりたいという思いを同時に実現するアイディアとして、今作のテトの起用があるんですね。
「そうですね。あとは単にやりたいからというだけではなく、今の自分のよさと過去の自分のよさを内包した作品にしたいという考えもありました。ボカロをやっていた時期があるからこそ今の自分があるので、『The Sky』という今までの自分との決着をつける作品にボカロを使わないのはおかしいと思ったんですよね。最初はボカロ単体の曲を作ろうと思っていたんですが、結局今の形になりました。
思えば色々偶然の連続だったというか、訪れた偶然をしっかりと活かすことができた作品なのかなと思います。雲の形がたまたま鳥に見えるような感じで、偶然できていった曲たちが上手くまとまったのかなと。このアルバムができたこと自体が〈無意味〉の証明なのかもしれないですね」
歌をやめなかった理由はライブ
――Guianoさんは自ら歌うことを選んだ理由として「ライブへの憧れ」を挙げられていましたよね。2024年頃からは精力的にライブを行っていますが、実際にライブ活動を重ねてみていかがですか?
「憧れは今でも持ち続けてますね。デカいところでライブがしたいという気持ちがずっとあって、それだけが僕が歌をやめなかった理由なんですよ。僕の曲はコール&レスポンスできるものが多いので、5万人くらいで一緒に歌うのが夢ですね。
あと最近はバンドセットでライブをしているのですが、それが面白くてしょうがなくて。バンドのみんながアイディアをぽんぽんと形にしてくれるので、聴いているだけでも凄く楽しいんですよ。バンドでやるようになってからは、ライブを一層楽しめるようになりました」
――2月からは『The Sky』を掲げた初の全国ワンマンツアーを開催されます。最後に、このツアーへの意気込みを伺いたいです。
「丁度昨日がリハーサルだったんですよ。僕が何かを頑張る際のスタンスとして、日頃はめちゃくちゃ努力をして、本番はただ自分をぽんと置くだけというものがあって。本番までに常に練って練って頑張っていくので、当日は観に来てくれたみんなと一緒に楽しみたいですね」
RELEASE INFORMATION
リリース日:2026年1月28日(水)
品番:ALLT-0002
価格:3,300円(税込)
TRACKLIST
1. good morning
2. せかいのしくみ
3. 私はキャンバス feat. しほ
4. アイロニー(Romantic)
5. the rainy day
6. You Think So?
7. 踊るのが人生!
8. ネハン
9. 藍空、ミラー
10. the twilight
11. 刹那Blue
12. あなたはmusic
13. WHAT A WORLD!!!
14. good night
15. I love you (Maybe this time it’s true)
All Lyrics, Music & Arrangement: Guiano
Vocal: しほ [M3]
Mixed by D.O.I. (Daimonion Recordings) [M2~4, M6~9, M11~13, M15]
Mixed by Guiano [M1, M5, M10, M14]
Mastered by Takeo Kira (TEMAS)
Jacket Artwork: わお
■収録内容
・CD
・短篇「表現者」
■購入者特典
ステッカー
■Streaming / Download
https://zula.link-map.jp/links/guianothesky
LIVE INFORMATION
Guiano Tour 2026 -The Sky-

2026年2月21日(土)愛知・名古屋 SPADE BOX ※SOLD OUT
開場/開演:17:15/18:00
[問]サンデーフォークプロモーション https://www.sundayfolk.com/contact/
2026年2月22日(日)大阪・心斎橋 Music Club JANUS
開場/開演:17:15/18:00
[問]GREENS https://www.greens-corp.co.jp/info/
2026年3月8日(日)東京・恵比寿 LIQUIDROOM ※SOLD OUT
開場/開演:17:00/18:00
[問]DISK GARAGE https://info.diskgarage.com/
■Support Members
Keyboard / Bandmaster: Sosuke Oikawa
Guitar: Shoma Ito
Bass: Takayasu Nagai
Drums: camacho(名古屋、東京)、GOTO(大阪)
■チケット料金
5,800円(税込)
■チケット情報
https://eplus.jp/guiano/
■主催・企画
THINKR
■制作・進行
ALLT STUDIO
PROFILE: Guiano
当時13歳だった2014年にニコニコ動画に初投稿しボカロPデビュー。以降、コンスタントにオリジナル楽曲を投稿し続ける。以降、数々の殿堂入り、ミリオン再生楽曲を世に送り出す。EDM、トロピカルハウスからシティポップ、ピアノバラード、アコースティックまでジャンルや日本という枠に収まらない音楽性はシーンの中で異彩を放つ。今思春期を過ごす若者や、子供のまま大人になってしまった現代の大人たちの核心を突いてくる言葉とその歌声に尾崎豊を連想するという声も。2020年からはボカロPとしての活動に区切りをつけ、自分の声で歌っていくことを選ぶ。令和時代の活躍が期待される新世代の吟遊詩人。自身の作品リリースのほか、他アーティストへの楽曲提供や、CM音楽、劇伴などコンポーザーとしても腕を振るう。北国の歌が東京に降り注ぐ。
YouTube:https://www.youtube.com/Guiano
X:https://x.com/GuiAnoDayo
Instagram:https://www.instagram.com/guianodayo/
TikTok:https://vt.tiktok.com/Uyvur3/
ALLT STUDIOとは
ALLT STUDIOは、ネットシーンを中心に活動するアーティスト達をマネジメントする、日本発の音楽クリエイターレーベルです。ALLT STUDIOのアーティストは、自身の楽曲制作にとどまらず、他アーティストへの楽曲提供やコラボレーション、映画・ドラマ・CMなどの主題歌を手掛けたりと、様々な形で創造性を発揮しています。日本のネットシーンから派生した音楽性を要に、シンガー、コンポーザー、クリエイターとしての表現世界を追究し、成長出来る場を構築していくと共に、所属アーティストの非凡な才能を最大限に引き出すサポートをしていきます。〈ALLT(オルト)〉という名前には、Alternative / All Type / All That / All Time の意味を込めており、幅広い音楽ジャンルを受け入れる柔軟性を持ち、新しい音楽の世界へ挑戦を続けるスタジオの精神や、所属アーティスト達の姿勢を表しています。私たちは広く愛される音楽と、独創的な音楽を両立する新たな次元の作品を生み出し、より多様で豊かな音楽体験を見出していきます。
公式サイト:https://alltstudio.jp/
(運営 株式会社THINKR:https://thinkr.jp/)
