先日リリースされた大阪の〈青春ビザール・ディスコ・バンド〉、neco眠るの6年ぶり(もうそんなに経っていたか)となる新フル・アルバム『BOY』が、やはり……やはり……素晴らしい! 現在DISTESTによる同作のメガミックス音源が公開されているので、まずはそれを聴いてみるところから始めてみよう。

縁側感、盆踊り感、温泉/銭湯感……といった日本の庶民生活に根差したノスタルジックな感覚を呼び起こすユル~いサウンドはここでも健在。そこにシンセやエレクトロニクスがふんだんに採り入れられているのはもちろん、多彩なリズム・パターンも相まって、日本情緒に留まらない多国籍かつモダンな風合いが強められた印象だ。聴けば聴くほどそのプロダクションの妙に唸らされる!

なお、このタイミングで彼らの2008年の初作『ENGAWA BOYS PENTATONIC PUNK』と2009年のミニ・アルバム『EVEN KICK SOY SAUCE』がリイシューされている。これらのダイジェスト音源も公開されているので併せてチェックしよう。