現行シーンを長きに渡って牽引してきたJ・コールの、最後のアルバムとも噂される7作目。全24曲というヴォリュームで、前半が29歳/後半が39歳の時に故郷ノースカロライナを訪れた心境を綴るという構成で、前半はミックステープ期を思わせるラフなサウンドに乗せて若々しいスピットを聴かせ、後半では落ちついた趣きの生音テイストなトラックで円熟味のあるラップを披露する。同郷のレジェンドであるピティ・パブロを筆頭にフューチャーやエリカ・バドゥらがゲスト参加。モブ・ディープやアウトキャスト、T.I.らの名曲群を随所で引用してヒップホップへの深い敬愛も感じさせる。