前作から6年空いての6作目を包み込むテイク・イット・イージーなムードは結成20周年を迎えてもやっぱり不変で、その記名性の高さに改めて驚く。ハードなギターを唸らせてみたり、シティなダブを交えたりしつつ、ユーモラスなリフが呑気なステップを踏むエキゾ・ポップには、聴き手を骨抜きにしてやまないパワーがある。目の前にある日常を良しとしてくれるダンス音楽集。