MONO NO AWAREの玉置周啓と加藤成順によるアコースティック・デュオが約4年ぶりの新作を完成。初作はベトナムで、2作目は北海道でレコーディングしてきた彼らが今回訪れたのは台湾。漁村のような土地の民宿で録音された本作は、現地の環境音と相まって、その場の温度や匂いすらも伝わるような生活感にあふれた一枚となっている。呟きの如くひっそりとした2人のハーモニー、リズムとメロディーを交錯させながら紡がれる多彩なアルペジオ。台湾のバンド、DSPSのAmi Tsengが参加した“轉角”が最たるものだが、詩的に、映像的に音像化された日常の記録が、しみじみと温かい凪の時間をくれる。