インディーに戻った5人組による通算11作目。前作に続きジョン・コングルトンがプロデュースしており、各音域を分けたアタック感の強い音が、これまで以上に力強い演奏を捉えている。ベン・ギバードの離婚がモチーフになっていると思しき曲が目立つものの、まったく異なる2ヴァージョンを収録した表題曲や、スピッツ“メモリーズ・カスタム”に匹敵する激しさの“Punching The Flowers”、美麗なエレクトロ“Trap Door”など、感傷によって音楽的な冒険心が加速された印象も。人生はままならないけれど、人はときどきの瞬間を謳歌できる。その事実を本作は大きな音で鳴らしているのだ。