メジャー移籍後もインディー然とした活動を貫いている、(ほぼ)20年選手が放った8作目。結成メンバーであるクリス・ウォラ脱退の知らせに悲しんでいる方も多いと思うが、本作のクォリティーの高さに気を取り直すことだろう。80年代ニューウェイヴっぽい煌びやかなシンセ音の導入に驚かされるが、純度の高い歌を聴かせるという意味で彼らの魅力は何ら変わらない。その頑なさはもはやUSロックの良心といった感じか。
デス・キャブ・フォー・キューティー、結成メンバーのクリス・ウォラ脱退も純度の高い歌の魅力は不変な8作目
Atlantic/ワーナー