フィラデルフィアの4人組が放ったこの2作目は、パンクエモ好きから熱い支持を受けるラン・フォー・カヴァーからのリリースだ。バンドの十八番である青臭い疾走パワー・ポップ曲に加え、繊細で落ち着いた雰囲気の切ないナンバーも確認することができる。スーパーチャンクデス・キャブ・フォー・キューティら90年代のギター・ロックにも似た、初恋を思い出させる淡いセピア色のアルバム。