全国のタワーレコードの音楽好きな店長が今おすすめしたい1枚をピックアップし、店頭やオンラインで展開する企画〈マスターズチョイス〉。Mikikiでも選盤とコメントを月~金曜日に毎日紹介します。本日は、吉祥寺パルコ店の村越辰哉さんがアラン・トゥーサン『Songbook』を推薦。 *Mikiki編集部

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ALLEN TOUSSAINT 『Songbook』 Rounder/Craft/Concord(2013)

 

 

ジェイムズ・ブッカーが〈ピアノジャンキー〉ならトゥーサンは〈ピアノジェントルマン〉

ドキュメンタリー映画「ジェイムズ・ブッカー/愛すべきピアノ・ジャンキー」公開で再注目のニューオーリンズR&B! シーンの立役者といえば破天荒なブッカーとは真逆の〈シゴデキ紳士〉アラン・トゥーサン! 彼の2009年のピアノソロライブ盤の20曲追加版が登場。曲・言葉・アレンジのリズムアソビが楽しいニューオリンズ流儀の自身の代表曲、提供曲の数々をエレガントに転がるピアノと柔らかな歌声で披露する極上ライブ。ソロでの代表曲“Southern Nights”“Soul Sister”、エルヴィス・コステロとの共演盤でも再演した名バラード“Freedom For The Stallion”は2テイクを収録。他、リー・ドーシーやベニー・スペルマンらに提供したニューオリンズクラシックスの数々もプレイ。“Lipstick Traces”“Fortune Teller”“Holy Cow”“Get Out My Life, Woman”“Yes We Can”“Working In The Coal Mine”“Everything I Do Gonh Be Funky (From Now On)”“Mother-In-Law”……ゴキゲンが止まりません! まさにアラン・トゥーサン〈Songbook〉! さらにアメリカの混迷と希望を描いた、〈第二の国歌〉と称されるポール・サイモンの名曲“An American Tune”のカバーが米国史とも相まり、深い余韻を残す。拡大版で価値がさらに高まった傑作です!