マックス・マーティンが絡んだ3曲を除いて彼の弟子のイリヤと本人がプロデュースし、ゲストなしで挑んだ8作目は、ダークなトーンで統一され、スピード・ガラージやシンセウェイヴで軽い変化をつけつつ、長らくメインストリーム・ポップの大きな柱になっている〈オルタナR&B〉が中心。ウィスパー声の多重録音が目立つ点も、“7 rings”や“34+35”と地続きにあるトラップ調のアプローチも含め、何となく『thank u, next』以降の総まとめ的に聴こえるのは、活動休止が発表された直後だから? 溌剌と歌い上げるアリアナも見たかったけど、それは次の楽しみにとっておきます。