DISCOGRAPHIC ARIANA GRANDE
アリアナ・グランデを知るための7枚

ARIANA GRANDE 『Yours Truly』 Republic(2014)

“Baby I”を筆頭にマライア的なヴォーカリゼーションで迫るR&B志向の楽曲が並び、瑞々しく弾ける歌いっぷりも全開になった初作。ハーモニー・サミュエルズとベイビーフェイス班がおよそ半分ずつを手掛け、後者にはラスカルズの一員としてレオン・トーマスも参加していた。マック・ミラーとコラボした“The Way”がヒット。

 

ARIANA GRANDE 『My Everything』 Republic/ユニバーサル(2014)

制作陣の顔ぶれの変化がそのままサウンドの変容に直結した2作目。ゼッドとのヒット“Break Free”を筆頭にEDMを導入する一方、チャイルディッシュ・ガンビーノやイギー・アザリアら多くの客演勢とエッジーな絡みも見せる。ダークチャイルドやポップ&オークが活躍するなか、マックス・マーティン&イリアも初参加。

 

ARIANA GRANDE 『Dangerous Woman』 Republic/ユニバーサル(2016)

マックス・マーティン&イリアが半数以上を手掛けた3作目。レトロ・ソウル仕立ての表題曲やレゲエ調の“Side To Side”があり、リル・ウェインやフューチャー、メイシー・グレイら濃いゲスト陣との絡みも聴きものだ。(現時点では)唯一の全米1位を逃したアルバムだが、初の全英No. 1を記録するなど欧州ではより強く支持された。

 

ARIANA GRANDE 『Sweetener』 Republic/ユニバーサル(2018)

ファレルがおよそ半分のプロデュースを手掛け、イリア制作の“God is a woman”やトミー・ブラウンらの仕事も含めてトラップ時代のモダンなヒップホップ/R&Bサウンドにアジャストした4作目。当時の婚約者を歌った“pete davidson”が微笑ましい一方、ラストのソウルフルな“get well soon”が胸に迫る。

 

ARIANA GRANDE 『thank u, next』 Republic/ユニバーサル(2019)

ジャケが示す通りの変化をコンセプチュアルに体現した5作目。破局を起点にヴィジョンが明確だったからか、まとまりのある構成と繊細なプロダクションが優れた統一感を生んでいる。表題曲と“7 rings”が連続で全米1位を記録し、“break up with your girlfriend, i’m bored”含めてビートルズ以来の全米TOP3独占も果たした。

 

ARIANA GRANDE 『Positions』 Republic/ユニバーサル(2020)

トミー・ブラウンやラスカルズら主導の路線でR&B成分を増量したポップでスムースな様式を中心に高く評価されつつ、セクシャルなロマンティシズムを臆面もなく表現して物議を醸した6作目。ウィークエンドと再共演した“off the table”のほか、ドージャ・キャットやタイ・ダラー・サインとのコラボも上々だ。

 

ARIANA GRANDE 『eternal sunshine』 Republic/ユニバーサル(2024)

前作に不参加だったイリアやマックス・マーティンとガッチリ手を組み、先行ヒットの“yes, and?”のようなハウスやエレクトロ・ポップ、シンセウェイヴ寄りの試みが儚くスマートに追求された極上のポップ・アルバム。同時に“the boy is mine”などには敬愛する90〜00年代R&Bへのオマージュも散りばめられている。

 

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