スペインのソウル・ガレージ・バンドが放った4作目。もはや一言で〈ガレージ〉とは括れないほど幅広く、またスケール感のあるロック・バンドに成長している。ガリッとしたガレージ感を残しながら、前作よりも猥雑でファンク色が強くなっており、身体がグイグイ動いて踊り出してしまうような仕上がりだ。本国では満を持してのメジャー・デビューとなるこのタイミングに、ワールドワイドなブレイクも期待できそう。