やなぎなぎと辺で繋がる女性シンガー作品6選

コトリンゴ 『birdcore!』 commmons(2014)

エレクトロニクスと生音を絶妙にブレンドした温かみのある音像を積極的に採り入れる姿勢や、大人の童話を思わせる柔らかな言葉遊びなどに、やなぎと共通項を見い出すことができる彼女の楽曲群。両者のほんわかとした佇まいは、どこか姉妹みたいな雰囲気!? *aokinoko

 

新居昭乃 『Blue Planet』 flying DOG(2012)

やなぎが音楽活動においてもっとも影響を受けたと語るのが、谷山浩子やZABADAKなどに通じる幻想的な作風で知られる彼女。電子音や民族音楽的な意匠も採り入れたサウンドと物語のような詞世界は、特にやなぎの初期作品で感じられたテイストと近いものがある。 *北野

 

みみめめMIMI 『迷宮センチメンタル』 ASTRO VOICE(2014)

声優でもあるタカオユキとイラストレーターのちゃもーいによるユニットの初作。ヴィヴィッドな色彩感と女性的な柔らかさを併せ持ったメルヘンな音世界は、『ポリオミノ』のカラフルさに通じるはず。なお、作曲家のARCHITECTが双方の作品に参加。 *北野

 

安藤裕子 『グッド・バイ』 cutting edge(2013)

『ポリオミノ』の多彩さは、個性豊かな音への飽くなき探究心を忘れない彼女の今作を思い出させる。『ポリオミノ』における“逆転のスペクトル”の熱量の高さは、“サイハテ”のグルーヴィーな疾走感ともリンクしそう。互いにイラストが趣味という共通項も。 *aokinoko

 

Aimer 『Midnight Sun』 DefSTAR(2014)

やなぎもファンを公言しているシンガー。儚なさと力強さを兼ね備えた歌声や、メロディアスで深遠さを秘めた音世界など、やなぎと通じる感性をいくつも漂わせていて、本作でも冒頭曲“WHEN YOU WISH UPON A STAR”での幻想的な歌唱に胸打たれる。 *aokinoko

 

PEAU 『Archipel』 Le Chant Du Monde(2013)

フアナ・モリーナやエミリー・シモンなど、海外にもやなぎのように電子音と生音を美麗に繋ぎ合わせる浮遊系女性シンガーはたくさんいるが、最近だとフランスの彼女を思い出したり。音は少し暗めだが、囁きにも似た甘い艶声はやなぎファンにもハマるはず! *北野